昨晩まで降っていた大雨はいつのまにか弱まり、先日の鹿児島とは違って気持ちよい目覚めだっただろう・・・寝坊がちな私にとっては珍しく7時起き(・・・だったはず)
そして、今日は博多へ帰る日。大村線経由で佐世保へ出るため、そそくさと宿を出発。しかし、、、
あ・・・お金がないorz昨日の九州新幹線乗車による余分な出費と今までのメシ代にお金をかけすぎたせいで、乗ってみたかった松浦鉄道への投資代はおろか、今日の生活をまかなえるだけの金銭すら残っていなかった。。。
という訳で、駅から比較的近いセブンイレブンへ立ち寄るハメに・・・とりあえず1万を引き落とし、駅へ戻る。しかし、、、

お金ねぇ・・・とかいっときながら、駅弁買ってるよ、このバカ九州一周紀行最終日の今日はなんか霧が濃い・・・
目の前に大きく広がる大村湾がなんだか怪しい風景にも見えたかもしれない。

ハウステンボスも幽霊屋敷のごとく・・・なんだか薄気味悪く見えた。
ココは是非立ち寄りたかったところだったが、時間が押しているので仕方なくスルー・・・

そして、JR日本最西端の駅・佐世保へ到着。本来であれば、ココから松浦鉄道(ry
しゃーないと、ただだらだらと「みどり」を乗り潰すことに。
この区間はあまり記憶に残ってない。ただ乗り潰していただけだったので、モチベーションもあまり上がらず・・・とはいえ、ルートを当初の計画の方向へ修正しようと、「みどり」を佐賀で捨てて唐津線へ乗り換えてみる。
いったん駅を出て周りを見渡してみると、どこか九州の都市らしさが感じられる・・・もう福岡は目の前に見えているのだと思ったそのときかもしれない。
そして駅へ再入場したとき、駅員氏に声をかけられた。
すごい下車印の数だね~そういえば、当時私は「撮り鉄魂」を一切切り捨てて、昔から根強く生きている「乗り鉄魂」の血を沸かせて旅をしていたため、その証として各地で下車印をいただいてきたのであった。気がついたら、その「下車印」なる駅名のスタンプは既に20個弱・・・あまり駅の外へは出なかったとはいえ、なんだかコレを持っているだけでも
九州を回ってきたぞっていう感触が当時はあったのかもしれない。

私は唐津線のちょうど中間の駅・多久まで道を進めることにする。
ココへやってきて乗りなれたディーゼルカーの音がこだまする。

終点の多久へ着いた。素直に佐賀で待っていれば西唐津まで1本で行けたものの、心なしか途中下車してみたくなった。しかし、駅前には特に何もなかったので駅舎でただ待つことにする。

駅の外へ目をやると、こんな詩が駅名表の裏にかけられてあった。
あぁ・・・今頃みんなは何しているだろうか・・・・・急にそんな寂しさが募り始める。

そして、お迎えの西唐津行が入線してきた。
ここを抜ければ福岡まではあともう少し・・・
とりあえず、意味もわからず西唐津まできてみたが、駅前があまりにも閑散としていて、少々がっかりだった気もしないでもなかった。しかし、折り返しの電車まで時間があったので、携帯のGPSを駆使してコンビニへ立ち寄ることにする。とはいえ、ほんの30分やそこらだったので、結局コンビニまで行って帰ってくるぐらいしかできなかった。

そして、私のもとにやってきたのは昔仙石線でも活躍していて、よく乗っていた103系。
しかし、普通の103系とは違う。
でも、筑前前原まで海辺を走っている点では同じだった。
103系の心地よい(
・・・ってか爆音)が海辺に響く・・・
筑前前原で前に3両増結し、九州一の大都心へ。
と、ここで天神で降りることにし、「一風堂」の総本山へ行くことにする。

いやぁ、大名本店の限定メニューとか食ってみたけど、うまかったなぁ・・・(´∀`*)
さて、ラーメンも食ったし・・・と再び都心へ向かおうとしていたら、路上でなんか人だかりができている。それを見て”なんだろう?”とその人ごみの中へ入ってみる。
すると、ヨーロッパ(どこか忘れた。。)から自分が撮ってきた写真を売って旅を続けている青年がいた。写真はどれもキレイなものばかり・・・おもわず買ってしまった。
ああやって、自分の趣味だけで世界を行脚している人だっているんだなぁ・・・そう感心しながら博多へ向かう。
あと2駅、あと1駅・・・
ようやく九州一週を達成できた!!4日前に降り立った駅にまた戻ることができた。
今までの旅がウソのようにも思えてきた。
今まで九州でお世話に方々、本当にありがとう!
ちなみに、コレをやっとの思いで完成させた去年の今頃は?というと、、
初代一眼レフの「PENTAX *ist DL」がぶっ壊れて、長期休鉄を余儀なくされた毎日を送っていましたorz
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