K's Blog

12年目のブログ。今年は飛躍の1年にしたいです。

惜別岳南貨物 その1 

来年3月のダイヤ改正において、静岡県富士市の岳南鉄道・比奈駅から発着する貨物列車が全廃されるとの話が持ち上がっている。この貨物列車は同駅付近に立地している日本大昭和板紙吉永工場にて製造される紙製品の輸送が中心であったが、1969年に貨物輸送量が最高値をマークしたのを境に年々減少をつづけてゆき、ついに先日JR貨物より貨物輸送休止の通告を受けてしまうということに至ってしまった。
以下、静岡新聞記事(http://www.at-s.com/news/detail/100080340.html)より抜粋。

 岳南鉄道(富士市)が行っている貨物輸送が来年3月末で休止見通しとなっていることが、2日までに分かった。休止すればそのまま廃止となる見込みが大きい。貨物輸送は運輸収入の柱だったため同社経営への影響は大きく、旅客輸送への波及も懸念されている。
 岳南鉄道は富士市比奈の日本大昭和板紙吉永工場が扱う貨物を吉原駅でJR貨物に引き継ぐ「連絡運輸」を行っている。ところが、岳南鉄道関係者によると、JR貨物から昨年、来春以降の連絡運輸を休止する通告があり、その後も方針は変更されていない。関係者は「現状では休止は避けられない」と話す。
 貨物輸送は岳南鉄道の運輸収入の4分の1を占めるという。旅客や貨物の減少から、同社の鉄道事業収益は採算ラインを割る状態が続き、不動産事業収益などで補填(ほてん)してきた。沿線事業所に鉄道利用を呼び掛けて乗客増に取り組んだほか、再生計画も検討中だが、関係者は「公共交通機関として営業努力をしてきたが、限界に来ている」と深刻さを指摘する。
 岳南鉄道沿線には学校も多く、朝夕には通学の児童生徒が利用する。富士市は「今月開催する公共交通協議会で実態を詳しく聞き、対応を検討したい」(都市整備部)と話している。



今回の件は誠に残念である。鉄道貨物協会がCO2削減へとのことで、貨物輸送のモーダルシフトを唱えている中で、車扱貨物輸送がなぜ次々とトラック輸送へと移行していってしまうのか、いささか疑問点が残る。
ただ、いずれにせよ最後まで残存していたワム80000形を使用した紙製品を輸送する車扱貨物が全廃となり、同様に東海道線系統の3461~3460レも来年3月改正をもって廃止となる公算が高い。

そもそも、なぜ俺自身がこの岳南鉄道の貨物輸送にこだわるのか。
以前Youtubeをあさっていたときに、同鉄道の入換シーンの動画があって、それに夢中になっていったのがきっかけだった。




他ではなかなかお目にかかれない貨車の突放シーンが観察できるというのが一番の醍醐味で、入換作業迅速化および効率化が狙いと思われる。機関車が貨車を推進しながら移動、切り離す貨車がポイントをわたりきったところで連結器を切り離し、惰性の力で貨車を動かして手ブレーキで停めることで、貨車の入換をおこなうという手法に深く感動を味わったのである。
なお、自身が岳南鉄道に通いはじめたのは2009年春からのこと。ドライブが趣味化してきてからの話で、静岡へドライブにいくついでによく足を運んでいた時期があった。

そのなかで記録してきたものをふまえて、今後不定期でアップしていきたいと思う。
_MG_1052.jpg
▲11.12.27 比奈にて撮影


というわけで、一発目は入換作業前のED40形の3号機を。このカマ、2年前に撮ったときは赤とクリームのツートンカラーだったが、いつのまにか塗りかわっていて不思議に思った。

ここの入換作業のいわゆる心臓となるポイントは、赤い屋根のこじんまりとした小さな駅舎。駅構内のポイントを操作し、入換をおこなっている機関車を左右の側線へと振り分ける。定期列車の合間を縫って縦横無尽に駆け巡る機関車はなにより忙しそうな様子だが、荷自体が少なく終焉を感じさせられる。
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